[D.I.Y.fermentation] ウォーターケフィアグレインズ 【活性化・発酵方法手順】

ウォーターケフィアグレインズ(乾燥タイプ) 【活性化・発酵方法手順】

 

 

★本商品は乾燥グレインズを活性化させて生のグレインズに戻してから発酵させます。グレインズの活性化はとても簡単です。

乾燥グレインズ5gを活性化させますと、約20gの生のグレインズにもどすことができます。

★ウォーターケフィアの発酵に使用する水は非塩素水(浄水、湯冷まし又は市販のミネラルウォーター(軟水))をご用意ください。

 

 

用意するもの

□水(非塩素水)

・活性化 250ml

・本培養 500ml

□砂糖(きび砂糖推奨)

・活性化 15g

・本培養 15g

□ガラス容器(容量500mlの砂糖水とグレインを入れるための容器)

□キッチンペーパー等(蓋として使用、空気の流れを完全に遮断しない素材、ホコリが入らない素材)

□輪ゴム(蓋を止める紐)

□スプーン(金属不可)

□ザル又は茶こし(金属不可)

□次回の発酵に使用する容器

 

衛生管理

・容器等はよく洗浄をしたものをご使用して頂ければ問題ございませんが、可能であれば、熱湯消毒やアルコール消毒で衛生面の管理をして頂きますようお願い致します。

・蓋にキッチンペーパー等を使用する場合は、輪ゴムで塞いだ部分がしっかり隙間なく塞げているか、ペーパー部分に破れなどがないか必ずご確認をお願い致します。

・発酵中にグレインズから発生した泡が水面ではじけて蓋に付着することがありますので、蓋に使用したキッチンペーパー等は次の発酵の際に再利用せず、必ず新しいものに交換をしてください。

 

発酵中の容器の置き場所について

・ウォーターケフィア の活性化・発酵中は容器を直射日光の当たらない場所に置いて下さい。

・発酵食品等で他にも菌を扱われている場合は、他の菌とケフィアの容器を数メートル離して下さい。納豆、糠漬け、ミルクケフィア、コンブチャ等の強めの菌を扱っている場合は、別室で培養されると安心です。また、観葉植物(土植え)付近や床置きも避けて下さい。

 

《乾燥ウォーターケフィアの活性化方法》

【最初に】乾燥グレインを水(非塩素水)ですすぎます。

容器に砂糖15g250mlを入れてかき混ぜます。

よく溶かした砂糖水にすすいだグレインズを入れます。

瓶にキッチンペーパー等をかぶせて輪ゴムでとめます。

室温(2025)12日にかけて活性化をさせます。

グレインを濾して活性化に使用した砂糖水を処分して下さい。

この工程を最大5回繰り返します。(通常5回以内で活性化は完了します)

★最初はうまく発酵されない場合もありますが、数回発酵を繰り返しますと、グレインズが徐々に培養環境に慣れてくれますのでご安心下さい。

 

《活性化後の発酵方法(一次発酵)》

容器に砂糖15g500mlを入れてよくかき混ぜます。

砂糖水に活性化させたグレインズを入れます。

活性化と同じように12日発酵させます。

発酵が完了しましたらザル等で濾してグレインズと発酵水に分けます。

グレインは再利用可能ですので、⑤~⑧の工程を繰り返してください。

★濾した一次発酵水はジュース等で割りお召し上がりになるか、二次発酵をさせることもできます。

二次発酵をすることで優良な菌がさらに増えます。

 

《二次発酵について》

密閉容器に⑧のグレインと分けた発酵水を移し、お好みのフルーツや100%果汁のジュースを加えます。

フルーツジュースで発酵させる場合、最初は発酵水とジュースを11の分量でお試しして頂き、次回からはご自身のお好みの分量に調整をして下さい。

フルーツやハーブ等の分量は特に決まりはございませんので、何回か発酵を繰り返してご自身のお好みの量をみつけてみましょう。

室温で12日発酵させます。

二次発酵は炭酸がキツくなりますので、炭酸飲料用のペットボトルや密封可能なガラス瓶での発酵がお勧めです。

発酵が活発な場合は、たまに蓋を緩めガス抜きをして下さい。

発酵が完了しましたら、冷蔵庫で保管し、お早めにお召し上がり下さいませ。

 

 

《保管方法やご注意点》

・未開封のパッケージは直射日光、高温多湿を避けて保管して下さい。

・開封後はすぐにご使用して下さい。

・すべての発酵食品には、微量のアルコールとヒスタミンが含まれている可能性があります。アルコール分は通常1%以下と少ないですが、お子様、授乳中の方、妊娠中の方、免疫不全の方は事前に医師の診断を受けて下さい。

・微量のアルコールが生成される可能性がありますので、摂取後の運転はお控えください

 

活性化や発酵方法がよくわからない」「活性化がうまくいかない」、その他ご不明点がございましたら、お気軽にご連絡くださいませ。

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《よくあるご質問》

ここからは、「ウォーターケフィアグレインズ(乾燥タイプ)」に関するよくあるご質問です。

 

■ 粒は乾燥タイプと生では何が違うの?

「ウォーターケフィアグレインズ(乾燥タイプ)」は新鮮な水ケフィアに脱水処理を施した粒のことです。脱水工程において、粒が脱水する時に微生物が保存されます。

乾燥タイプの粒を水に戻すと生タイプと同じ栄養成分になりますので、乾燥タイプと生では変わりありません。

ウォーターケフィア粒の乾燥タイプは生よりも長く保存ができて、輸送中の菌のダメージも軽減できるのがメリットです。

また、乾燥グレインズは増えにくいため毎回グレインズの計量をする必要がなく、管理が非常に楽です。※培養環境により増えてしまう場合もあります。

 

■ 粒を活性化させるとどのような見た目になりますか?

乾燥グレインズを活性化させることで、硬かった粒が膨らみ、透明または半透明の弾力性のあるゼラチンを崩したような塊に戻ります。

乾燥グレインズは茶色っぽい色をしていますが、正常です。活性化させたグレインズに茶色い膜がついている場合がありますが、製造時に使用した砂糖の色がついているだけですので、グレインがいたんでいるわけではありません。

活性化前のグレインのサイズは1ミリ以下〜5ミリ程度で様々な大きさの個体があります。活性化後のグレインのサイズは1ミリ〜1センチ以上と大きさは様々ですが、小さいグレインでもしっかり発酵できます。

ご使用する砂糖や水の種類、培養環境によりグレインズの形状が変化する場合があります。

 

■ どのような容器で発酵させればよいですか?

瓶に関しましては、良質なガラス製の瓶をお勧めします。プラスチック製の容器をご使用する場合は、必ず良質なBPAフリーのプラスチックをお選びください。

プラスチックは時間の経過とともに劣化する傾向があり、細かなキズがつきやすいため、不要なバクテリアを宿す可能性があります。また、BPAなどの内部に含まれる材料による化学汚染のリスクもあります。

容器やスプーン等グレインズに直接ご使用する物は金属製・抗菌性の物は避けて下さい。

※砂糖を水に溶いたりする際のスプーンなど、直接培養に使用しない調理器具は金属製のものをご使用可能です。

 

■ どのような水を選べばよいですか?

ウォーターケフィアに最も多く含まれる成分を効率よく摂取するためにも、使用する水は高品質のものを選ぶことをおすすめします。

水道水には、微生物の成長を阻害する塩素やクロラミンが含まれていますので、活性化や発酵を阻害することがあります。

水道水をご使用する場合は、やかん等で10分以上沸騰させて培養に適さない成分を除去します。沸騰させたお湯は必ず室温(約20度)まで冷やしてから培養にご使用ください。

家庭用のカーボンフィルターを設置すれば、水道水塩素やクロラミンを除去することができます。

ミネラルウォーターをご使用する場合は軟水のものをお選びください。

 

■ どのような砂糖を選べばよいですか?

本商品に使用する砂糖はきび砂糖をお勧めしております。活性化完了後は、てんさい等(オーガニック )、ココナッツウォーターで発酵させることも可能です。

ココナッツウォーターには天然の糖分が含まれていますが、ココナッツウォーターケフィアを作るときは砂糖を追加する必要があります。ココナッツウォーターだけでは、水ケフィアがうまく発酵するのに十分な糖分が含まれていませんので、15gの砂糖を追加してください。

本商品にはココナッツシュガー、メープルシュガー、ハチミツ、加工黒糖の使用は ウォーターケフィアグレインズの発酵を妨げる可能性があるため避けて下さい。※

ミネラル含有量の高い砂糖をご使用したい場合は、白砂糖を配合しミネラル分の調整を行なってください。

※メーカーによりグレインズの性質が異なりますので、推奨する砂糖の種類もメーカーごとに異なります。

 

■ 一次発酵にドライフルーツやフルーツジュースを使用できますか?

一次発酵にドライフルーツやハーブ、フルーツジュースを使用することは可能ですが、一次発酵では基本はシンプルに水+砂糖のみで発酵させることをお勧めします。

一次発酵でフルーツを加えますと、発酵の過程でフルーツの形状が崩れグレインズと混ざり、発酵が完了した際にグレインズから取り除く手間が発生する場合があります。

また、取り残しがあるまま次の発酵に使用してしまうと不衛生ですので、フルーツを加える場合は、グレインズに取り残しがないかよくご確認をしてください。

フルーツジュースを100%使用して発酵させますと、ジュースの種類により味が濃くなりすぎてしまったり、色の濃いジュースをご使用するとグレインズがジュースの色に染まって洗浄しても色が落ちなくなってしまうことがあります。

ドライフルーツやハーブ、フルーツジュースは二次発酵の際にご使用することをお勧めします。

 

■ 発酵にはどのくらいの時間がかかりますか?

通常は砂糖水にグレインズを入れて室温(約20度)で2448時間放置すると発酵が完了します。

2025度が理想的ですが、発酵温度に神経質になる必要はありません。

気温の高い時期は24時間かからずに発酵できる場合もあります。気温が低い時期は7296時間ほど発酵に時間がかかることもありますので、容器をできるだけ温かい場所に置き発酵させることをお勧めします。

もし、発酵を安定させたい場合はヨーグルトメーカーなどで発酵温度を一定にしてください。

 

■ 発酵ができているかどのように判断したらいいですか?

発酵が進みますと、瓶底のグレインズから泡が発生します。

最初は見た目での判断が難しいため、味や香りでご判断をお願いいたします。

で発酵具合を判断する場合

発酵の過程で糖が分解されるため時間が経つにつれ砂糖水の甘みが薄くなり、酸味が徐々に増してきますので、 1日目の水ケフィアと2日目の水ケフィアの味見をしてください。

 24〜48時間発酵させた発酵水に甘みが残りますが、正常です。二次発酵で炭酸化をさせるために甘みが残った状態の一次発酵水を使用することができます。

炭水化物を制限している方や二次発酵をしたくない方は48時間以上発酵させることをお勧めします。

また、二次発酵をしないで糖度を下げたい方は、グレインズを濾した一次発酵水を常温でさらに35日間密封しないで発酵することで糖度を調整することも可能です。

香りで発酵具合を判断する場合

ケフィアの発酵が進みますとお酢のような香りがしてきます。また、酵母の香りを感じる場合もあります。

見た目で発酵具合を判断する場合

濃い色の砂糖水の場合は発酵が進むと一時的ににごり、水面に泡が発生します。(一次発酵では発生しない場合もあります)

さらに発酵が進み発酵液の酸味が増しますと、液体の透明度が高くなります。

甜菜糖やきび砂糖を使用した砂糖水は、最初から透明度が高いため見た目での判断は難しいです。

ご使用する砂糖や水質により砂糖水の状態が異なりますので、最初は香りや味でのご判断が無難です。

何度か発酵を繰り返しますと、見た目で発酵具合がわかるようになります。

水面にカビが生えたり、異臭が漂う場合はグレインと発酵水を処分してください。

正常に発酵させるためにも、容器やスプーン等は清潔にし、キッチンペーパー等の蓋も毎回取り換えるなど衛生面の管理をお願い致します。

ウォーターケフィアグレインにはわずかに酢酸菌も含まれるため、長時間発酵させると水面に膜が形成される場合もあります。

 

■ グレインズの保存方法は?

発酵をお休みする時は、よくすすいだグレインズを砂糖水に入れ冷蔵庫で冷蔵保存をさせることができます。保存期間は2週間以内が目安です。また、グレインズに水(水道水不可)のみを入れて冷蔵庫で1週間程度保存をすることも可能です。いずれも保存前に必ずグレインズをよくすすいでください。

冷蔵保存後はグレインズが元の効能に戻るまで数回かかります。                         

できるだけ頻繁に発酵させて、粒を十分に活性化させましょう。

ウォーターケフィアグレインズの冷凍保存は避けてください。

凍結はグレインズにダメージを与えることが研究により示されています。

 

■ 二次発酵に使用するフルーツジュースやドライフルーツは何がいいですか?

ウォーターケフィアを発酵させますと徐々に酸味がまします。オレンジやパイナップルジュースは酸味をさらに感じやすくなりますので、あまりおすすめしておりません。

リンゴ、ブドウ、メロンジュースなどは二次発酵によく使用されます。

スーパーマーケットで手に入るお手頃な価格のフルーツジュースでも発酵させることができます。

ドライフルーツは特に制限はございません。

生のフルーツも二次発酵に使用できます。(リンゴの皮や芯などもご使用可能です)

甘味をおさえたい方は、少し甘味を残した一次発酵水と生のレモンのみので発酵させますと、さっぱりとした甘さ控えめな発酵ドリンクに仕上がります。

ハーブをご使用される場合はよく洗浄してご使用ください。ミントやローズマリーが一般的です。

 

■ いつウォーターケフィアを飲めばいいですか?

食事中や食後がお勧めです。

 

■ 1日の摂取量目安はどのくらいですか?

摂取目安量は健康維持のため、1日にコップ1杯をお勧めします。

(あくまで推奨ですので、大量摂取でなければ問題はございません。)

お子様に摂取させる場合】

発酵飲料は、通常発酵後に微量のアルコールが含まれるため、3歳児から飲ませることが推奨されています。

原則として、3歳以上の子供は1日に自分の年齢×30mlを安全に飲むことができます。

例)5歳のお子様の場合は1日に150ml(5歳×30ml)

腸の健康だけではなく、全身の健康や免疫力向上に役立つ良質なプロバイオティクスを摂取することで、子供の健康に重要な影響を与えます。

授乳中の方の場合】

授乳される23時間前までに摂取をしてください。

★上記は海外の情報になりますので、ご不安な場合は事前に医師の診断を受けてください。

 

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