ケフィアとヨーグルトの違いは?ケフィアに関する疑問を解決!

ケフィアの疑問を解消!ヨーグルトとの違いとは?

ケフィアというワードを聞いたことはあるけど、どんなものか知らないという方も多くいらっしゃるはずです。特に、ヨーグルトと同じようなものだと思っている方も多いのではないでしょうか。この記事では、ケフィアとヨーグルトの違い、ロシアで愛されるケフィアについて解説します。また、ケフィアを使ったロシア料理の作り方や、ケフィアに関する疑問についてもご紹介するので、ぜひチェックしてみてください。

ケフィアとヨーグルトの違いとは?ロシアで愛されるケフィアについても解説

ケフィアとヨーグルトは似たようなものではありますが、両者には様々な違いがあります。ここでは、どんなところが違うのか項目ごとにご紹介します。

また、日本ではまだ馴染みが少ないケフィアですが、ロシアでは古くから生活に根付いています。ロシアではどのようにケフィアが食べられているのかについても解説するので、ぜひチェックしてみてください。

どこが違う?

ケフィアと一本の木製スプーン

ケフィアとヨーグルトは、どちらも牛乳が原料に使用されることが多く、違いがわからないという方も多いのではないでしょうか。

菌の種類・数

両者の一番大きな違いは、発酵するときの菌の種類と個数です。ヨーグルトは乳酸菌のみで発酵(単独発酵)するのに対し、ケフィアは乳酸菌と酵母による共生発酵によって作られます。ヨーグルトが発酵するときの乳酸菌の種類は製品にもよりますが、1~2種類程度です。一方、ケフィアは乳酸菌数種類、さらに酵母数種類が含まれているため、菌の数や種類が大きく違うことがわかります。

香り

香りについてですが、ヨーグルトは乳酸菌の発酵によって作られるため、乳酸発酵の香りがします。一方で、共生発酵のケフィアは乳酸発酵プラスイースト発酵の香りもするため、ヨーグルトとは異なる香りなのが特徴です。

発酵温度

発酵する温度にも違いがあります。ケフィアが20℃~30℃の室温で発酵するのに対し、ヨーグルトは40℃~45℃のやや高い温度で発酵するため、温めるための器具が必要になります。(カスピ海ヨーグルトの場合は20℃~30℃で発酵)

ケフィアは、酸味があまり強くなく、さらっとした質感が特徴です。しかし、アルコール発酵するため味が変わりやすく、管理が少し難しいといえます。ヨーグルトはケフィアに比べて酸味が強く、ねっとりした質感です。酵母を含まない為、味は比較的安定しているといえます。

上記以外にも、ケフィアはすぐに食べられる状態では売られていませんが、ヨーグルトはスーパーやコンビニなど様々なお店で購入できるという点も違いとして挙げられます。このように、ケフィアとヨーグルトには様々な違いがあるのです。

ロシアでは欠かせない国民食?

ケフィアとフルーツ

日本ではまだ一般的に広く普及していないケフィアですが、ロシアでは一般的に親しまれています。日本ではカプセルやタブレット状のケフィアが多くありますが、ロシアにはそういった形状のものはほとんどなく、飲むヨーグルトのような形で、普通に売られているのです。

家庭の冷蔵庫にはケフィアが常備されており、ロシアのスーパーを見ても、牛乳、チーズと並んでケフィアが陳列されています。日本の牛乳のように、低脂肪タイプも販売されているほどポピュラーなものなのです。また、フルーツ風味のものなど種類も豊富で、好みに合わせて選べるようになっています。

ロシアでは生後6ヶ月を目途に子供にケフィアを食べさせることが多く、小学校の給食や、保育園のおやつなどでもケフィアが出されます。まさに、ロシアでは子供の成長過程において、ケフィアが欠かせないものになっているといえるでしょう。もちろん、ケフィアを食べるのは子供だけではありません。大人になっても、さらには高齢になっても食べられているケフィアは、まさにロシアの国民食といっても過言ではありません。

またケフィアをデザートとして食べるだけでなく、料理に加えているのも特徴といえます。スープに加えたり、クレープやパンケーキの生地に混ぜたりと、牛乳を用いるのと同じような感覚で、ロシアではケフィアが使われているのです。

ケフィアを使ったロシア料理を手作りしよう!ケフィアの疑問も解決

ケフィアはロシアでは一般的に親しまれているもので、料理にも活用されているとご紹介しました。そこでここでは、簡単に手作りできる、ケフィアを使ったロシア料理をご紹介します。

また、ケフィアに関する疑問についても解説するので、ぜひチェックしてみてください。

簡単に作れるロシア料理をご紹介

ロシア料理「オクローシカ」

ロシアでは子供から大人まで、年齢関係なく日常的にケフィアを摂取しています。そのまま飲むだけではなく、料理にも活用しています。

ここでは、簡単に手作りできるケフィアを使ったロシア料理のレシピをご紹介します。

オクローシカ

オクローシカとは、ロシアの冷製スープの一種です。主に生の野菜、茹でたジャガイモ、ゆで卵、ハム、クワスなどが入っています。クワスとは東欧の伝統的な微炭酸飲料で、クワスの代わりにケフィアを使用する作り方もあります。茹でたジャガイモ、キュウリ、ラディッシュ、ネギ、ハムなどを細かく刻み、ケフィアを加えて混ぜ、塩や砂糖、マスタードなどで味を調整します。これで完成ですが、お好みで切ったゆで卵などを乗せるのもおすすめです。食べる直前に混ぜるため、野菜のシャキシャキ感を楽しむことができ、冷たいので暑い季節にぴったりの料理です。

ブリヌィ

ブリヌィは、ロシア風のパンケーキやクレープのような料理です。厚みを出して焼いたり、クレープのように薄く焼いたり、小さめに焼いたりと、ロシアのなかでも様々な焼き方があります。ブリンチキと呼ぶ場合もあります。伝統的な作り方だと生地にイーストを入れて発酵させてから焼くため、ふんわりした食感を楽しめます。ロシアでは生地にヨーグルトやスメタナ(発酵乳)を入れて作ることが多いですが、これをケフィアにして作ることも可能です。

作り方は、まず薄力粉・卵・ケフィア・塩・砂糖などを混ぜた生地を、油をひいたフライパンで焼いていきます。生地が焼けたら、お好みの具材を巻いたり乗せたりして食べるだけです。イクラ、サーモン、ハム、チーズといった具材なら食事になり、ハチミツやジャム、フルーツを乗せるとデザートになります。

どちらも簡単に手作りすることができるため、ぜひお試しください。

一般的な疑問を解消!

はてなマークとひとの形をした人形

ケフィアとヨーグルトの違いなどについて知り、ケフィアを食べたいと思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。一方で、初めて食べるケフィアに関して、まだ不安に感じている方もいるかもしれません。

ここでは、ケフィアに関する疑問を解説していきます。

一日にどれくらいの量を飲むといい?

一日で約1カップ(200~300ml)を目安に飲むことをおすすめします。

ケフィアを手作りする理由は?

日本ではケフィアが店頭に並ぶことはありません。ケフィアは酵母が含まれているため、炭酸ガスが発生します。密閉された容器に入れると破損する可能性があります。日本の食品衛生法では密閉容器での販売が義務付けられていることから、破損の危険性があるものは店頭販売ができないのです。そのため、日本でケフィアを食べたいと思う場合には、手作りすることになります。

毎日飲んでもいい?

毎日適量を飲むことで、腸内環境をよくすることにつながります。継続して、適量を飲むことをお勧めします。

カロリーはどのくらい?

ケフィアの種菌のカロリーはほんのわずかなので、使用する牛乳のカロリーを参考にしましょう。

専用の容器でないと作れない?

どのような容器でも作ることは可能です。しかし、専用の容器のほうが取り出しやすかったり、手入れがしやすかったりするというメリットがあります。

そのほかケフィアに関する質問・疑問があれば、ケフィア粒などを販売するD.I.Y.fermentationへお問い合わせください。

ケフィアをご自宅で手作りするなら!

ケフィアと市販のヨーグルトとの違いをご紹介しました。ヨーグルトが単独発酵なのに対し、ケフィアは乳酸菌、酵母の共生発酵であることが大きな違いです。ロシアなどケフィアが生まれたコーカサス地方周辺の国々では、ケフィアは国民食として愛されています。

ケフィアを食べてみたいとお考えなら、ぜひD.I.Y.fermentationの通販をご利用ください。D.I.Y.fermentationでは、ケフィアをご自宅で作るためのウォーターケフィアスターター・ミルクケフィアスターターを販売しています。水や牛乳に加えて発酵させるだけで簡単にケフィアを手作りできるので、ぜひお試しください。そのまま飲むことはもちろん、様々な料理に活用するのもおすすめです。

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会社名 株式会社Mizukino
サイト名 D.I.Y.fermentation(ディーアイワイ ファーメンテーション)
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事業内容 発酵食品種菌販売・卸売