発酵容器はどれがおすすめ?発酵食品の種類や食べ合わせもご紹介
発酵容器は、チーズやヨーグルト、ケフィアなど、発酵食品を自宅で作るうえで欠かせないものです。適さない容器を使用するとせっかくの手作りが失敗してしまうことにもなりかねないため、容器選びは慎重に行いましょう。
この記事では、乳製品や野菜などの発酵食品の種類や食べ合わせ、発酵食品別に適した容器を紹介します。自宅で発酵食品を作ったり保存したりする場合は、食品別に適した容器を使いましょう。
目次
【発酵容器について知る前に】発酵食品の種類や食べ合わせを知ろう!
発酵食品には様々な種類のものがあります。最近人気を集めているケフィアをはじめとする乳製品、肉、魚、野菜、豆類など、様々な種類があります。発酵食品は、健康や美容のためにも、日常生活にぜひ取り入れたいものです。
ここでは、代表的な発酵食品の種類やおすすめの食べ合わせについてまとめています。ライフスタイルに合った発酵食品を見つけて、美味しく健康的に発酵食品を楽しんでいきましょう。
【発酵容器について知る前に】発酵食品の種類について
発酵食品には、肉や魚、乳製品や野菜など、様々な種類があります。
乳製品
乳製品は発酵させることで幅広い食品に変化させることが可能です。同じ牛乳や生クリームでも、発酵のやり方によって全く異なる味に変化します。身近なものとして、ヨーグルトやチーズ、バターが挙げられます。
その他、乳酸菌と酵母の共生発酵が特徴のケフィアも人気です。ケフィアは動物の乳を発酵させたもので、ヨーグルトに似た風味が特徴です。ヨーグルトのように手軽に購入できるものではありませんが、ケフィアの種菌と牛乳を混ぜるだけで自宅でも簡単に作ることができます。
肉
肉の加工食品のなかでも、生ハムやサラミは発酵食品に分類されます。生ハムは肉を塩に漬けた後に乾燥・発酵させていて、発酵による熟成で味に深みを出しています。サラミは豚肉にアルコールと塩を混ぜて腸詰めにし、乳酸菌を使い発酵させています。腐りにくいので保存がきく食品です。
魚
魚は長期保存に向いていませんが、発酵させることで長く安全に保存が可能です。日本食に欠かせない鰹節、独特のにおいが特徴的なくさや、おつまみにぴったりの塩辛などが魚の発酵食品に分類されます。
野菜
野菜を発酵させることで、長期保存と味の変化が楽しめます。キムチやピクルス、ぬか漬けなどが野菜を発酵させたものです。野菜に含まれる様々な栄養素に加え、発酵食品ならではの健康効果が期待できます。
豆類
豆を発酵させた食品は数多くあります。普段何気なく使っている醤油や味噌も、豆の発酵食品の一つです。その他にも、納豆や豆板醤も豆を発酵させて作られています。大豆食品はそのままでも栄養価が高いですが、発酵させることでさらに栄養価をアップさせることが可能です。
お茶
身近なお茶の中にも発酵食品があります。ウーロン茶は茶葉の発酵を途中で止める半発酵茶として有名です。紅茶は茶葉を酸化発酵させて作ったもので、ウーロン茶とは違い最後まで発酵させています。
【発酵容器について知る前に】発酵食品の食べ合わせについて
発酵食品は食べ合わせを意識することで、より効果的に摂取できます。
ヨーグルトとバナナ
バナナにはオリゴ糖が含まれていて、栄養素の吸収をサポートしてくれます。ヨーグルトに含まれている善玉菌を増やす効果を手助けしてくれるので、健康を意識するならおすすめの組み合わせです。
納豆とキムチ
納豆菌を含む納豆と、乳酸菌を含むキムチは、どちらも発酵食品で相性がいい組み合わせです。発酵食品に含まれる菌は熱で死んでしまうこともありますが、納豆とキムチは加熱せずに食べられるため、おすすめといえます。
味噌汁と海藻類
海藻類にはアルギン酸が含まれており、塩分の排出をサポートしてくれます。味噌に含まれているアミノ酸やビタミンで栄養素を補給しながら、余分な塩分を排出できるおすすめの組み合わせです。
味噌と野菜スティック
野菜に含まれている食物繊維やオリゴ糖は、味噌に含まれている善玉菌の餌となります。菌とその餌となる栄養素を一緒に取り入れるという考え方を、シンバイオティクスと呼びます。野菜スティックは手軽に取り入れられるシンバイオティクスの一つなのです。
チーズと味噌
こちらも発酵食品同士の組み合わせです。味噌床にチーズを漬けておくことで、味噌の甘味や風味が加わったオリジナルのチーズを楽しめます。そのまま食べても美味しいですが、チーズを漬けこむのに使った味噌をカレーやスープの隠し味に使う方法もおすすめです。
ガラスがベスト?発酵容器について解説!
発酵食品を自宅で作るなら、まずは発酵食品用の容器を見つけましょう。容器と一言でまとめても様々な種類があるため、ライフスタイルや発酵食品に合わせた選び方を意識することが大切です。
また、発酵食品は保存が重要です。清潔に長く保存するためには、容器ごとの特徴を知っておく必要があります。ここでは、発酵容器の種類についてご紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
発酵容器の種類
発酵容器の主な種類としては、以下のものが挙げられます。
プラスチック
プラスチック容器は、軽くて扱いやすいのが特徴です。他の容器と比べて安価で手に入りやすく、落としても壊れにくいため長く使えます。子供がいる家庭でも安心して使える容器です。
また、様々な大きさや形のものがあるので、中に入れる食品の大きさや、保存場所のスペースなどに合わせて、柔軟に使い分けることができます。ただし、発酵食品特有のニオイが移りやすいので、一度使ったプラスチック容器は同じ発酵食品に使うことがおすすめです。
ホーロー
発酵食品のニオイ移りが気になるという方におすすめなのが、ホーローの容器です。強度が高く何度も繰り返し使えるので、発酵食品を長く保存できます。酸や塩分に強いので、様々な発酵食品の容器として使用が可能です。オーブンにそのまま入れたり、直火でそのまま調理したりすることも可能で、他の容器に移し替える必要がありません。容器を落としたりぶつけたりすると欠けてしまうので、取り扱いには注意が必要です。
ガラス
ガラス容器は透明なので中身が見やすく、保存に便利なのが特徴です。蓋を開けなくても中身がわかるので、複数の発酵食品の保存に向いています。加えて、ガラスは汚れが落としやすくニオイ移りもないので、同じガラス容器に別の発酵食品を入れることも可能です。初期費用はかかりますが、長く使う分にはガラス容器は便利で経済的です。割れやすいため、衝撃には注意が必要です。
陶器
大量に作りたい場合は陶器がおすすめです。分厚い容器なので、外気温に影響されにくく発酵食品作りに向いています。陶器はサイズが大きく重いので、事前に保管場所を決めておきましょう。
発酵食品別おすすめの容器
野菜のぬか漬けや味噌、ヨーグルトといった発酵食品を自宅で作る場合、容器選びが大切です。ここでは、発酵食品別のおすすめの容器を紹介します。
ぬか漬け
ぬか漬けを体験してみたい、少しだけ作ってみたいという場合は、手軽なプラスチックやビニール製の容器がおすすめです。長期間続けたいという場合は、ホーロー製の容器がおすすめです。十分な大きさがあるため野菜を多く漬けることができ、汚れをふき取りやすいため清潔に保つことができます。
味噌
少量仕込みたいという場合は、パウチ袋やポリ袋がおすすめです。仕込んだ後の保存もそのままできるため、手軽に利用することができます。初心者の方であれば、手軽に入手できるガラスやプラスチック製の容器がおすすめです。仕込む量が多いのであれば、甕やホーローがおすすめです。少し価格が高いですが、安定した仕上がりを実現できます。
また、上級者の方や継続的に味噌を作りたいという方であれば、木桶・樽もおすすめです。管理に知識が必要ですが、使い続けるほど菌が住み着き、より深みのある味噌に仕上がります。
ヨーグルト
ヨーグルトを作る際は、ガラス容器がおすすめです。プラスチック容器だと傷がつきやすいため、雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。また、ニオイが移ってしまう可能性もあります。ガラス容器であれば傷がつきにくく、熱湯消毒も可能なので清潔に保つことができます。ニオイが残ることもないため、ヨーグルト作りにぴったりといえます。
ケフィア
ケフィアもヨーグルトと同じく、ガラス容器がおすすめです。また、ケフィアグレインを使う場合、グレインを分離できるようになっている専用の容器であれば、さらに手軽に利用できます。
自分のライフスタイルに合わせて気軽に楽しく発酵食品を楽しもう!
発酵食品と一言でまとめても、乳製品や肉、魚、野菜など様々な種類のものがあります。美容や健康のために発酵食品を摂取したいという場合でも、無理に取り入れようとすると長続きしません。自分のライフスタイルに合わせて、無理なく楽しく発酵食品を取り入れてみましょう。
中には、自宅で簡単に作れる発酵食品もあります。発酵食品を自宅で作る際には、容器選びが大切です。ぬか漬けや味噌ならガラス容器またはプラスチック製、ヨーグルトやケフィアならガラス容器など、発酵食品によって使い分けましょう。
自宅で手軽に発酵食品を作りたいという方は、ケフィアの種菌となる粉末やケフィアメーカーを販売するD.I.Y.fermentationをご利用ください。ウォーターケフィアスターター・ミルクケフィアスターターを取り扱っています。粉末タイプで管理もしやすく、水やミルクに加えるだけでケフィアを作ることができるので、初めてケフィアを作るという方でも気軽にお試しいただけます。
また、最適な発酵条件に整えて、ケフィアグレインズを分離させる手順を簡素化してくれる専用のガラス容器も販売しています。ココナッツウォーターケフィア、ココナッツミルクケフィア、アーモンドケフィアなどアレンジも自由自在ですので、ケフィアを作ってみたいという方は、ぜひお試しください。
D.I.Y.fermentationがご紹介する「ケフィア」に関するコラム記事
発酵食品を摂取するならケフィアがおすすめ!発酵容器の購入ならD.I.Y.fermentation
会社名 | 株式会社Mizukino |
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サイト名 | D.I.Y.fermentation(ディーアイワイ ファーメンテーション) |
代表者 | 清水 英恵 |
住所 | 〒135-0063 東京都江東区有明3丁目7−26 |
TEL | 03-6822-8458 |
メール | info@diyfermentation.com |
URL | https://diyfermentation.com/ |
事業内容 | 発酵食品種菌販売・卸売 |